志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

納得がいかなかった評定

こんにちは。

 

昨日,内申点のことについて書きました。

私は内申点ではずいぶんと損をしてきたように思います。

中学校3年間では,当時は相対評価で「5」を取る人数が決まっていたのですが,「5に近い4です。」とか「本当は5をあげたいけれど,人数に決まりがあるので」とか,そんなことを言われつづけました。

努力不足が原因ですので,悪いのは自分ではありますが,当時は不満を感じないわけではありませんでした。
「ごめんなさい。最後の1人,だれを5にしようかと悩んだんです。にしくんならいつでも5を取れるだろうから、申し訳ないけど4にしました。4の中ではトップです。」とまで言われたこともあります。

 

たぶん,私の中学では「5」がつくのは学年で20人弱だったでしょう。私は学年で20番くらいの成績。さらに,ずば抜けて得意な科目があるわけではなく,そつなくどの科目も点数が取れるタイプ。「ババ」を引きつづける条件が見事にそろっていました。

もう少し努力すればたくさん「5」を取れもしたでしょう。完全に自己責任です。

こちらの評定については納得をしています。

 

納得がいかなかったのが高校3年生のときの体育の成績です。

私は運動が得意ではありません。中学でも高校でも体育はずっと「3」でした。中学では「2」がついてもおかしくなかったのでしょうが,平常点やテストで「3」にしてもらっていた感じでしょうか。高校は絶対評価でした。「4」が平均なので,「3」は苦手ということです。

ちなみに現在の市内の中学校でも,実技科目が苦手な子でもがんばれば「平均点の4」は取れるようになっています。

 

さて,高校3年生の体育の授業がどうだったのかというと,受験生のストレス解消という学校側の配慮でしょうが,卓球,テニス,ソフトボール,バドミントン,サッカーなんかを日替わりで行っていました。授業らしきものはせずに,生徒たちがそのスポーツを自由にやって遊んでいるだけでした。先生方は,安全に配慮して見回りをされたり,野球やサッカーだと審判をしてくださったりしていました。

今,母校の高3の体育がどうなっているのかは知りませんが,進学校だとそのようにしている学校も少なくないと思います。

 

完全に1年間(正確には授業があった11月いっぱいまで)遊んでいただけでした。ストレス解消にもなりました。それで体育の評定はどうだったかというと「3」でした。

去年までの成績をそのまま踏襲して評定をつけているようなところがありました。授業をしていないので仕方がないのでしょうが。

私は小学生のころ,近所の児童会館で卓球をして遊んだり,公園で野球をしたりしていので,卓球とソフトボールはそこそこ上手だったのです。ですから,「3」はおかしいだろうと思うのです。一度でいいから体育で「4」を取ってみたかったのですが,それは叶いませんでした。

 

休校中で課題が大量に出ていますが,それをしっかり評価して下さって,やっただけ成績を上げてくださる先生もいれば,なんとなく去年までの成績を踏襲してなかなか成績を上げてくださらない先生もいるでしょう。

成績評価が公平に行われればいいなと,不公平な評価で涙を流す子どもたちが出なければいいなと願っております。

 

では。