こんにちは。
勤務中に暇そうにしている人がいたとしたら，普通はよくないことと見なされるでしょう。仕事をサボっているのかも知れませんし，そもそも仕事がなくて，会社が十分に活用できていない労働力となっているのかも知れません。
どちらにせよ，良い状態ではないと考えられるでしょう。
私が塾業界で働き始めた頃，お世話になった先生がいらっしゃいました。同じ北海道出身ということもあり，懇意にさせていただきました。OJTという名目でついていた上司にはほとんど仕事を教わることはありませんでしたが，この方からは多くのことを教えていただきました。
その一つが「暇にしていないとダメ」という教訓です。
学校が終わった夕方の時間から生徒さんたちが教室に来るようになります。
その時間までには仕事は片付いていないといけない，そして生徒たちとコミュケーションを取れるように体を空けておく必要があると教えられました。
授業がないのであれば，質問対応できるように予定がない状態にしておくことも大切です。
つまり，生徒対応がもっとも大切な仕事であるのだから，生徒対応をしっかりとできるように「暇」でなければならないというわけです。
かつて大きな塾に勤めていたときには，その教室はとてもうまくいっていたのですが，上司の教室長も暇そうにしていました。それゆえ，生徒たちも気軽に質問や相談に訪れることができました。
私も，教室内をプラプラして授業の様子や自習室なんかを覗いたりしていました。質問があれば，それを最優先にして対応もできていました。
そろそろ春期講習で，ありがたいことにお問い合わせも増えています。
塾を探される方も多いでしょう。
「暇」な先生がいて，質問しやすい環境なのかどうか，そうしたことも塾選びのポイントでしょう。
体験授業を受けて塾でお話を聞いてみて，お子様に合うかどうかというのが一番ですが，ぜひこうしたことも説明の際には聞いてみてください。
では。
