志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

言うのはだれか

こんにちは。

 

テレビに出たり,参考書を出したりと,有名な塾・予備校の先生方のお話を聞く機会が何度かありました。

そのときの感想ですが,さすがに素晴らしいなと感銘を受けるものが半分,残りは当たり前のことしか言っていないなあ,話の内容自体は大したことがないなあと感じるものでした。

 

授業もまたしかりで,この教え方はみんながやっているぞ,というものばかりで構成される授業も多いものです。

 

予備校のえらい先生方をけなしているわけではありません。

同じことでも言う人によって伝わり方や効果は違うからです。有名であるということも一因でしょうが,人間としての魅力があるからでしょう。陳腐なことでもその先生がおっしゃれば,心に大きく響くものです。

そのあたりが有名講師のすばらしさ,魅力でしょうね。

 

親御さんや先生から諫言をいただいた経験はどなたにでもあるでしょう。またそのときに,誰がこいつの言うことなんて聞くものかと反発した経験をお持ちの方も少なくないと思います。

 

おそらく,忠告の内容自体は正論であり,必要なものだったと思います。

これも誰が言ったかのちがいですね。嫌いな相手,尊敬できない相手,ましてや心底軽蔑しているような相手から言われたとしたら,誰だって聞く耳を持たないでしょう。

反対に,尊敬する人からの言葉であれば,多くの場合は素直に受け入れることができますね。

 

子どもが親の言うことを聞かないという相談を受けることはよくあります。

そんなあまりうまくいっていないときには,まずは親御さんの方からお子様のお話に耳を傾けること,そして良好な親子関係を築くことが必要なのではないでしょうか。

もちろんその土台には,安心できる暖かい家庭環境がなくてはなりません。

 

子どもが言うことを聞かないとき,ご自身の責任を棚上げしてお子様だけを責めるのは筋違いでしょう。ますます状況は悪化するはずです。

 

では。