志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

怒る前に原因を考える

こんにちは。

 

私は滅多に怒ることはありません。

怒っても何も解決しないことが多いですし,どうすべきなのか,どうすれば解決するのか冷静に思考するほうが,怒りの感情をはるかに上回るからでしょう。

 

ご自分のお子さまと向き合うとき,普段は穏やかな方でも,どうしてもイライラしてしまって,ついつい怒ってしまう方も少なくありません。

こんな優しい方がと信じられないこともあるのですが,家族だからこそ,相手に期待して,期待した分だけストレスとなることも多いのでしょう。

 

しかし,怒るという対応は良い結果をもたらさないことが多いと思います。

子どもたちは自己肯定感が下がってしまいますし,親子の間での雰囲気も悪くなってしまうでしょう。さらに,怒られたからといって,そのことがうまくできるようになるかといえば,必ずしもそうではありません。

 

勉強についていえば,その一つの解決方法が塾などの外部の教育機関にお子さまを預けることでしょう。親御さんが勉強を見なくて済みますので,ストレスをためて怒る機会も減らせます。

 

ただ,生活面であったり行動面であったり,主にご家庭でのことについてはそうもいきません。学校での問題もそうなのですが,何か困ったことがあった場合には,叱る前に原因を考えてみるといいでしょう。

 

たとえば,勉強に集中できない子がいたとします。

環境に問題があるのかもしれません。テレビをつけながら勉強していてそれが気になるとか,学校であれば隣に仲の良い子がいて遊びたいとか。

そもそも勉強がわからないのかもしれません。まったくわからないものに集中して取り組めと言われても無理なものです。

もちろん,障害が疑われるケースもあるでしょう。その場合,ご本人にはまったく悪気はないですし,罪もありません。こうした場合でも,少しでも集中できるように工夫はできるでしょう。

 

他に原因があるのであれば,怒ってもそれは逆効果となります。

一方で,ご本人に大きな力を与えるのは,親御さんが信じてあげることと,ほめてあげることでしょう。

もしも闇雲に怒ってしまう方がいらっしゃれば,原因を考えることと,信じてほめることを心がけてみてほしいです。

 

では。