こんにちは。
突然の休校で学校現場も混乱しているようですね。
急遽,宿題を出す必要があったため,あまり考えずに宿題を出した先生もいらっしゃるでしょう。量が多すぎたり,逆に少なすぎたり,また,各教科間で分量が調節できていなかったり,そんな状態になっているように感じます。
休校になったことで,巷ではドリルが売れているそうです。あまり宿題が出なかったお子さまたちにやらせようと,親御さんが買い求めたのでしょう。
学習まんがも売れているようです。歴史上の人物をまんがで紹介したものであるとか,算数のおもしろい知識をまんがで紹介したものであるとか,私も小学生のころに読んだ記憶があります。
突然の長いお休み,この期間に何をするかで,大きな差がついていくのだろうなと感じています。
もちろん,新小6の受験生,新中3にとっては,この時期は大きく勉強を進めるチャンスでしょう。
それだけではなく,とくに小学校の低学年の子どもたちであるとか,まだまだ受験などとは無縁の子どもたちの中で,格差が広がっていくように思います。
狭い意味での「勉強」ではなく,広い意味での勉強量には大きな差がつくからです。
学習まんがを読むというのは,ものすごくわかりやすい例ですね。しかし,それ以外にも,たとえばこれだけ報道されていますから,テレビや新聞報道を見て,考えたり調べたりするだけでもものすごく「勉強」になるでしょう。ずっと自宅にいる方が多いでしょうから,普段よりもたくさんのお手伝いをすることも「勉強」になるはずです。
本が好きで本を読むとか,ミニ四駆が好きでいろいろと工夫して改造してみるとか,工作で飛行機をつくって飛ばしてみるとか,遊びにカテゴライズされるようなものの中にも,大いに「勉強」になりそうなものはたくさんあります。
学齢が上がるにつれて,こうした経験の蓄積はじわじわと学力に影響してくるでしょう。テレビゲームをやるにしても,真剣に攻略本を読んで考えれば何かしらの「勉強」にはなるはずです。しかし,ほとんどのお子さまは説明書すら読まないでしょう。
各家庭の「力」が子どもたちの学力に影響すると言ってしまえばそれまでですが,こんな時期ですから,お手伝いは普段よりもたくさんやってもらうといいと思います。給食がなくてお昼の準備が大変なお母様,お父様も多いでしょう。できるところから1つずつはじめてみてください。
では。