こんにちは。
昨日,一部の国立大学の合格発表があり,世間でも入試が一段落しました。
まだまだ国立大学後期の試験や高校入試が終わっていない方もいらっしゃるでしょう。
がんばってください。
昨日,小学生のときに担当していたある方が,某国立大学に合格をされました。
3月10日の合格発表ですので,最高峰の大学の1つではあります。
お子さまが小学生のときにはじめてお会いしたのですが,素敵な親子関係の暖かいご家庭だと感じました。お母様も聡明ですばらしい方でした。
暖かいご家庭で見守られているから勉強もうまくいくのでしょう。中学の受験も大学受験も最難関の第一志望に合格されたことになります。
あまりガリガリとは勉強をさせたくない,伸び伸びと育ててあげたいと,受験生であるにもかかわらず,小学生のときにはそのようにおっしゃっていたことが印象に残っています。
また,とくに素晴らしいと思うのは,親子関係の適度な距離感です。
お子さまのことを完全に信頼し,すべてお子様にお任せしていたようです。もちろん,必要なとき,アドバイスを求められたときにはしっかりとお話を聞き,いろいろな手続き(出願であるとか模試の申込であるとか煩わしいものです)などから,お食事などの生活面についてまで,万全のサポートをなさっていたようです。
それもお仕事をされながらですので,私には到底真似のできないことです。
勉強に対して口を出したいときでも信頼をして我慢をされていた,学校をずる休みしても(ずる休み自体はほめられたことではないですが)あえて何もおっしゃらなかった,など,頭ではわかっていてもなかなかできないことでしょう。
賢い子ですので,自己マネジメント能力も高く,ご自身の計画通りに,余計な邪魔が入らずに,受験で成功なさったということになるでしょう。
学校をお休みするのも,ご自分の計画,いま必要な勉強と,学校の提供するものとがずれていることをわかっているからでしょう。倫理的にはよいことではないですが,受験だけを考えるなら最善だったのでしょう。
親御さんの口出しというのは,有難迷惑,もっというと邪魔でしかないこともあります。お子様を信頼してお任せするくらいが,距離感としては最適なことが多いような気がします。
では。