こんにちは。
菅首相はずっと解散総選挙のタイミングを見計らっていたように感じていますが,どうやら機を逸してしまったようです。選挙で勝てる情勢になったときに解散をしたかったのでしょうが,逆に支持率がどんどん落ちていっていますね。
さて,このままだとどうやら「衆議院議員の任期満了に伴う衆議院議員総選挙」が行われることになりそうです。
たいていは解散総選挙となりますから,実現すれば,これは極めて珍しいことになります。調べてみたところ,現行憲法下では1976年に一度あっただけのようです。
1976年時点で私は生まれていませんので,おそらく衆議院議員の任期満了を見るのは最初で最後になる可能性が高いでしょう。
中3では公民を教わります。
多くの学習塾では,選挙や国会についてはすでに終えていることと思いますが,学校だとちょうどこの辺りを教わっている方が多いのではないでしょうか。
勉強になりますし,実際に選挙や国会の様子を見てみると理解も速いので,是非ともこれからの政治のニュースには注目していただきたいです。
また,選挙や国会について教えるとき
「衆議院議員総選挙→特別会(特別国会)→内閣総理大臣の指名」という流れを覚えてもらっているのですが,今回は事情が少々異なります。
ほとんどが解散総選挙になるので,上の流れしか入試には出ないものです。(超難関校だと出されても不思議ではありません。公立入試だと出ないでしょう。)
しかし,この流れについて,実は例外があります。
衆議院議員の任期満了に伴う衆議院議員総選挙が実施された場合には,選挙後には特別会ではなく臨時会(臨時国会)が開かれるのです。
ということで,「衆議院議員の任期満了に伴う衆議院議員総選挙→臨時会→内閣総理大臣の指名」という手続きは,来年の入試に出る可能性が高いと思っています。
11月の定期テストでも聞かれる可能性はありますね。
授業では触れたものの,中3にはもう一度教え直す予定です。
今回は歴史的な選挙になるかも知れないぞ,そのことは頭の片隅にとめておいてください。
では。