志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

小さくなっていく

こんにちは。

 

昨夜のニュースである酒蔵が取り上げられていました。

飲食店に休業要請が出されているため,日本酒の出荷量もかなり落ち込んでいるそうです。さらには日本酒用のお米(山田錦が有名です)を生産する米農家への注文も減っているそうです。

 

コロナの影響は,実にさまざまなところに及んでいますね。

学習塾や予備校も,少なからず影響を受けています。

気がついていないだけで,他にも深刻な経営難に陥っている業種があるのかもしれません。

 

私はお酒が好きなのですが,実はお酒を飲むことも,知らずに誰かを助けていることになっているようです。社会のつながりを意識させられますね。

コロナの時代ですからさまざまな制約はあるものの,他人に迷惑をかけない範囲で,なるべく今まで通りに過ごすことが社会貢献になっているのかもしれませんね。

 

先日,久しぶりにベビーチーズを買ってきて,韓国のりで巻いて食べました。ビールのおつまみです。一時期これにはまっていて頻繁に食べていました。ですので私の感覚に間違いはないと思うのですが,チーズがかなり小さくなったようです。

価格を上げられないので,一つひとつの分量を少なくしてコストカットしているのでしょう。同じ方法でいろいろな食品が小さくなりました。私が気がついているものだと,雪見大福,うまい棒などもそうですね。

 

バブル崩壊以降,統計で見てみると,日本経済はほとんど伸びていませんし,家計の平均所得はむしろ大きく減少しているようです。

小さくなった食品に象徴されるように,ダウンサイジングによって不景気に対応してきたのが日本社会でしょう。諸外国と比べたとき,あまりうまくいかなかった原因がそこなのかもしれません。

 

コロナが収束した後,さまざまなものが現在よりも合理化されていることと思います。ただ,ダウンサイジングの方向で合理化,生き残りを図るものも多いでしょう。

政府が今以上に十分な補償をするとか,オンライン授業のためにバンバン投資をするとか,医療充実のために大規模な入院施設をつくるとか,どんどんお金を使っていかないと,また我々庶民もなるべく使うべきところにお金を使っていなかないと,コロナ後の世界はより一層こじんまりとしたものになってしまうのだろうなと考えました。

 

では。