こんにちは。
昨日,1枚のパンツが破れていることに気がついて捨てました。
このパンツだけはいつ買ったものなのか鮮明に覚えています。
私が大学生だった西暦2000年のことです。夏に衆議院議員総選挙があり,私はある候補者の選挙活動をお手伝いしていました。
池袋の立教大学の近くに選挙事務所があり,毎日ビラ配りやポスター貼りなどに励んでいたものです。選挙事務所は一軒家を借りて改装したようなつくりになっていたのですが,嫌がらせなどを受ける可能性もあるため,毎日交代で事務所に誰かが泊まることになっていました。
ある日,どういう事情だったか覚えていませんが,急遽私がその晩に事務所に泊まることになりました。泊まる準備などは一切してきていませんでしたので,近くのコンビニエンスストアで,歯ブラシや下着などを買い,その日は銭湯に入って事務所に泊まったのでした。
先日破れたのは,このときに買ったパンツです。
こんな事情で買ったものですから,あのときのものだなあと,ずっと覚えていたのです。
21年と少し,実に長い間お世話になったものです。人生のほとんど半分になります。
10年くらい使いつづけているものはたくさんあります。
メガネ,携帯電話,扇子,デジカメ,腕時計,カバンなど,身のまわりを調べてみただけでこんなにありました。
本当に優しい人は,ものに対しても丁寧に接して大切に扱うのだと言われたことがあります。
知り合いには優しくても,店員さんであるとか立場が弱い方に対して高圧的な態度をとる方も少なくありません。そうした方は論外ですが,ものを乱暴に扱う方も,本当に優しいとは言い切れないのかもしれません。
人を判断する目安にはなりそうです。
では。