志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

ニュースを見て考える

こんにちは。

 

本日,死刑が執行されたことがニュースで報じられています。

 

「確定死刑囚3人の刑執行 群馬、兵庫の殺人事件」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e33e787841a201b31c7c16c4f02faf37919d0a35

 

死刑制度が日本で存続していることについては,賛否両論でさまざまな意見が存在するでしょう。中学校でも,ディベートのテーマとして取り上げられることがあります。

 

こうしたニュースに触れたとき,死刑制度をどうすべきだろうかと,お子様とお話してみるといいでしょう。

死刑に限らず,こうした話題を振ることで,さまざまな社会問題について知り,考えるきっかけとなることは間違いありません。

 

他にもコロナ対策や,それに付随する経済対策のあり方,環境問題など,身近に考えるべき社会問題はゴロゴロと転がっています。

 

学齢の低い子どもにありがちなのは,短絡的で自己中心的な考え方しかできないことです。たとえば,18歳以下の子どもに10万円の給付が行われますが,「お金がほしいから賛成」と,大局的に物事を考えられないことがあります。

お話をして,いろいろな意見をぶつけてみると,少しずつ客観的に物事を見る力が育っていくでしょう。

 

どうして給付金が必要なのか。

給付金を必要としない人が給付を受けることも多いのではないか。

原資は税金(もしくは借金)であって,誰かが負担をしていること。

本当に必要な人でも給付金を受け取れない人がいるかもしれない。

 

「ほしいから」ではなく,視野を広げられかもしれません。

 

さらに,中学生くらいになると,多面的な物事の味方をできるようになってほしいです。幼い頃だと,自分がこれだと信じたら,他の意見を一切認めないことがあります。

反対意見にも一理あるし,自分の意見も完璧ではないと考えられるようになると,ずいぶんと大人になっていますね。

 

国家財政は破綻しないだろうか。

選挙のためのバラマキではないか。

もっと適切な支援の方法があるのではないか。

 

勉強することはもちろん大切ですが,普段からいろいろなことに触れて頭を使って考えることが,子どもたちを賢くしていくでしょう。

 

では。