こんにちは。
ロシアのウクライナへの侵攻,ロシア側の主張では「ウクライナ人民の保護」について,ロシア国内でも反対する方(実際に声をあげていない方で反対の方もいらっしゃるでしょう)が少なくない一方で,プーチン大統領を支持する方も多いようです。
インターネットなどで情報を得られず,国営メディアの報道しか目にしていない高齢者層でプーチン支持率が高い傾向にあるそうです。
ロシアにとって都合の良い報道しか目にしておらず,操作された情報を信じてしまっているのでしょう。
情報を手に入れる力,そして判断する力,つまりは情報リテラシーが問われていますね。また,インターネットの力は偉大だとも感じます。若い世代の多くはSNSなどで,ウクライナの現実を目の当たりにしているのでしょう。
しかし,SNSも使い方を間違えるとおかしなことになってしまいます。
イーロン・マスク氏が買収したことで注目されているTwitterですが,実際に次のような現象を目にしています。
ご本人はご自分が絶対に正しいと信じていらっしゃいますので,実名はあげないことにことにします。
ある有名な漫画家さんがいらっしゃいます。Twitterを開始して以来,大変に洞察力に優れた鋭いご意見を発信しつづけていらっしゃいました。某超一流国立大学のご出身でもあります。
ところが,コロナが流行してからしばらくすると,
「マスクは不要」,「ワクチンも不要」,「検査も不要」など,コロナを無視して普通の生活を行うべきだと主張しはじめました。マスクは感染防止に対してまったく効果がなく無意味だなどと,非科学的なこともおっしゃっています。
非常に残念なアカウントになってしまいました。
SNSだと,自分に近い偏った意見しか目にしなくなる傾向があります。相当に賢い方でも,まるで洗脳されたように冷静な判断ができなくなってしまうことがあるのだと,驚いています。
これも情報リテラシーの大切さがわかる例ですね。
とくに学生のみなさんは,さまざまな意見に耳を傾けること,そして自分の頭で考えて判断することを心がけてください。
善か悪か二者択一で言い切っていたり,わかりやすく結論を断言していたり,そうしたものは客観性を欠いていて,おかしな考えである場合が少なくないと感じております。
では。