こんにちは。
ミャンマーでもクーデタが勃発して軍事政権が復活しましたし,アフガニスタンでもタリバンが政権を掌握しました。
国際的に民主主義が後退しているのを感じます。これらの国々にも,一日も早く平和が戻ってほしいものです。
2001年の9月11日,テレビを見ていて不謹慎ながらも映画みたいだと感じました。アメリカ同時多発テロです。大型旅客機が世界貿易センタービルに体当たりしました。
人生の中でもっとも衝撃を受けたニュースの一つです。
それ以来,ビンラディンを指導者とするアル・カーイダという国際テロ組織がその首謀者であり,巨大なテロ組織とアメリカを中心とする世界との戦いが繰り広げられていったという,そんな構図で理解されている方が少なくないでしょうし,少なくとも日本の多くの報道はそのような構図を伝えていました。
ただ,当時の報道を見ていても,アル・カーイダがどんな組織なのか,その実態はまったくわからない状況でした。巨大組織であるにもかかわらず。
そんな中,ある専門家の意見に触れる機会がありました。
その方がおっしゃったのは次のような内容です。
アル・カーイダなどという組織は存在しない。各地に小さなテロ組織が散在しているだけだ。アラビア語で「アル」は冠詞,「カーイダ」は基地くらいの意味だ。
アル・カーイダは英語に訳せば「the center」とか「the base」くらいの意味で固有名詞ではない。
各地でテロが起きているが,それぞれにつながりはなく,それぞれが「the center of Paris」,「the center of Berlin」などと普通名詞として使用しているだけだ。
それを言葉の解釈を間違えて,巨大な「アル・カーイダ」という一枚岩のテロ組織が存在していると勘違いしてる。
まだ,9.11からあまり日数は経っていないときに聞いたのですが,なるほどなあ,この解釈でいろいろな事象がすんなり読み解けるなあと,驚かされたものです。
現在では,この見解がほぼ正しかったのではないかと考えられているようです。
しかし,それから「架空の存在」とアメリカとの戦いは始まり,ビンラディン殺害によって幕を閉じますが,アフガニスタンには平和が訪れていません。
イラク戦争の同様で,フセインは殺されたもののイラクに平和が訪れたと言えるかどうかは疑わしいでしょう。
間違えた情報が出発地点となっているとすれば,いくらアメリカが奮闘しても,解決は難しかったのかもしれません。
今のコロナ禍においても,玉石混交のさまざまな情報が錯綜しています。デマに流されず,正しい有益な情報を収集して判断していくことが求められます。
アフガニスタンについて見ていて,情報リテラシーの大切さを改めて感じました。
では。