こんにちは。
気がつくと今年ももう終わりです。
入試も間近に迫ってきています。北海道だと,年明けの1月7日から中学入試がはじまりますし,公立高校入試も3月3日ですから残り2か月強です。
今までにたくさんの受験生を見てきましたが,中には「奇跡」の逆転合格をした方も,少数ですがいらっしゃいます。「 」つきで「奇跡」と書いたのは,成績だけ見れば「奇跡」でしょうけれど,ご本人の努力や才能によって,必要な準備はすべてやり切った上での結果であり,単なる幸運や偶然ではありませんので,奇跡と呼んでいいのか疑問符が付くからです。
何にもやらないのに幸運にも合格した方,それこそ奇跡が起きた方は一人もいらっしゃいません。
「奇跡」を起こすタイプというのは,こういう方が多いと感じています。
愚直に一歩一歩やりつづけた方です。
基礎を徹底していれば,ある時期になって急激に力をつけることがあります。効率や安易な方法を求めて「楽」なほうに流されていては,中途半端にしか成績が伸びずに結局は届かないことが多いように思います。
何度も何度も同じものを繰り返して完全にものにするであるとか,英語の音読を地道につづけるであるとか,そうした愚直なやり方が,実は一番の近道であり,それ以外には方法はないのかもしれません。
「学問に王道なし」という言葉がありますが,地道に基礎を鍛えることこそが「王道」と言えるでしょう。
焦り出す時期でもあります。
そういうときだからこそ,愚直にできているかどうかを再確認してみてください。
では。