こんにちは。
入国制限が撤廃され，日本に続々と観光客の方がいらしているそうです。
円安の影響もあり，日本旅行は安いと感じる外国人の方が多いそうです。
30年間ほとんど経済成長をしていない日本は貧しくなり，かつて安い旅行先として，日本人がアジア諸国を訪れていたような感覚で，世界から日本へと観光客が集まっているのでしょう。
先日，地元のスーパーの前で驚くべき光景を目にしました。
40歳くらいの男性が，頭をぼさぼさにして，小汚い服装で歩いていました。あとから考えると，失業されているとか，ホームレスであるとか，訳ありなのでしょう。
地面にタバコの吸い殻が落ちているところを見つけ，そこにしゃがみこんだかと思うと，そのままくわえて火をつけました。
戦後の上野駅のような光景だと感じ，日本が貧しくなったことを象徴しているようだと，悲しい気持ちになりました。
また，そのスーパーに，いつも夜の時間に訪れている女性がいます。
高級レストランにでもお出かけするような格好で，おしゃれにワンピースに貴婦人風の帽子をかぶっています。お化粧もしっかりなさっているきれいな方です。全身から猛烈な柔軟剤臭がして，化学物資過敏症の私には迷惑極まりないのですが，この方も，少し普通ではない雰囲気があります。これだけおしゃれをしているのに，まったくお金持ちに見えないのです。切羽詰まった空気感さえ感じます。
この女性，先日，スーパーの外に置いてある自動販売機の空き缶用のゴミ箱に，持ってきた家庭ゴミを捨てていました。スーパーのゴミ箱にも捨てているらしきところを目撃したことがあります。
札幌市では，家庭ゴミが有料で，市指定のゴミ袋を購入して捨てる必要があるのですが，それすら節約せざるを得ないということでしょう。いくら着飾っても，内面からにじみ出るオーラまでは変えられないのですね。馬子にも衣裳とはならないわけです。
非難するようににらみつけたのですが，それ以来，この方をこのスーパーで見なくなりました。
日本では，教育への投資額がどんどん減らされています。教育は，一国の潜在成長力に大きく影響するものです。日本を再び豊かな国にするには，教育の充実が，遠回りのようでも一番の近道だと考えています。
学問とともに国力も衰退の一途をたどるのではなかろうかと，教育に携わる一人として危惧しております。
では。
