こんにちは。
札幌市で採用している光村図書さんの中3の国語教科書に,「人工知能との未来」という羽生九段の文章が載っています。
プロ棋士よりもはるかに強くなった将棋AIがあることに関して,「現在,人工知能を搭載した将棋ソフトと人間の棋士との間で起きている事象が,今後の社会のあり方を先取りしているように思える」と,羽生九段は書かれています。
似たようなことを,私もブログに書いたことがあります。記事の中でも羽生九段のご意見は取り上げています。
過去の記事「AIはくそまじめ?」
https://shigakuseminar.hatenablog.jp/entry/69049580
私の拙い文章とはちがい,教科書の羽生九段ものは深く考察され,棋士らしい鋭い感性で,わかりやすく書かれています。
中3の子どもたちには,よく読んで考えいただきたい内容ですし,私たち大人にとっても考えさせられる内容だと思います。
興味のある方は,ぜひ手に取ってみてください。
「心がないとうまくいかない」と,羽生九段も私と同じことを心配なさっています。
将棋の神様のような人物と似たような未来を思い描いていたことは,嬉しくもあり,自分が現在進んでいる方向性が間違ていないとの安心感も得られます。
では。