こんにちは。
昨日,将棋の中田宏樹八段が急逝されたとのニュースが飛び込んできて,非常に驚いています。心より合掌いたします。
トルコでの大地震といい,日本人詐欺グループの逮捕といい,なんだか暗いニュースが多いですね。
どなたかが亡くなったとき,私も以前は何も考えずに
「ご冥福をお祈りいたします」と申し上げておりました。
しかし,これは「冥界」でも「幸福」を祈ることであって,仏教徒以外には使用してはいけないのではないかと,あるときから考えを改めました。
将棋の関係者でいえば,ひふみんの愛称で有名な加藤一二三九段は,敬虔なキリスト教徒として知られています。ご本人も,生涯での一番の思い出はヨハネ・パウロ二世(昔のローマ教皇です)にお会いしたことだとおっしゃっているくらいです。
加藤先生がお亡くなりになったとき,「ご冥福」と申し上げては失礼になるでしょう。
ですので訃報を聞いたとき,どういう表現が適切なのかはわかりませんが,私は合掌ということばを使用するようにしています。
さて,うれしいこともありました。お昼に教室に来てみると,先日の落し物のストールがなくなっていました。持ち主の方が持っていかれたのでしょう。
落し物が私のところに届いたのも,私が目立つように置いておいたのも,無事に持ち主のところに届いたのも,すべてが運命のように思っています。
先日,ある小説を読みました。偶然に飛行機事故を回避して命拾いをされた方が回心(キリスト教に帰依)するお話です。なかなかに感動的なストーリーなのですが,その中で,こうした「偶然」を「必然」だと考えることが信仰であると,神父さんがおっしゃっていました。
私の場合は,何か特定の宗教を篤く信仰しているわけではないですが,漠然と「神様」を信じているし,信仰をもっていると言えるのでしょうね。少なくとも「無宗教」ではないでしょう。
では。