こんにちは。
昨日の朝,教室に来ると,この写真の小さな人形が植木鉢のところに置かれていました。おそらく,どなたかが落とした物でしょう。拾われた方が目立つようにここに置いたのだと思います。
しばらくこのままにしておきますので,持ち主の方がご覧になっていれば,どうか持っていってください。
ただ,持ち主は現れない可能性が高いと思います。
何度かブログでも触れましたが,塾の教室の忘れ物すら持ち主が現れないことが多いのです。ときには辞書や図書館の本,電子辞書などの高価なもの,失くしたら困るものですら届けられて持ち主が現れないことがありました。
また買えばいい程度に考えているのかも知れませんが,何でもかんでも買え与えることが子どもたちの教育にとって良い影響を与えるかというと,答は否でしょう。
以前,渡辺和史四段というプロ棋士の方が,子どもの頃に「きちんと」忘れ物を取りに来たことを書いたと思います。
親御さんがしっかりした立派な方でした。だからこそ,プロにもなれたのでしょう。
先日,テレビでNHK杯という将棋トーナメントを見ていました。
対局者の一人が渡辺四段で,解説者は渡辺先生の師匠である豊川孝弘七段でした。
解説の豊川先生が渡辺和史少年を弟子に取ったときのお話をされていたのですが,「ご両親にお会いしたときに,間違いない(必ずプロになれる)」と確信して師弟となったそうです。
ふむふむ,やはりそうだなあと,一人で納得していました。
将棋に限らず,スポーツや芸事でも,勉強でも,人間としてしっかり教育されていて,内面が成長しているからこそ上達するという一面は確かにあるでしょう。
マイメロちゃん,取りに来てほしいなあと願いながら,今日も1日楽しく勉強しようと思います。
では。