志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

変な問い

こんにちは。

 

北海道では,今日がB日程の私立高校入試であり,さらに公立高校推薦入試の合格発表でした。推薦入試は残念な結果に終わった方も多いでしょう。ここからが本番です。あと2週間,できることは多くはないですが,悔いのないように最善を尽くしましょう。

 

A日程の私立入試の問題をいくつかみたのですが,理科のレンツの法則の問題で,コイルの巻方が時計回りなのか反時計回りなのか判断できず,不適切ではないかという問題がありました。

図の見え方なので,もしかすると自分の勘違いかもしれませんし,自分の勉強不足で違う観点から解けるのかもしれません。

学校が意図した正解が何なのか,次年度には確認してみたいと思っています。

 

入試問題をつくるのも人間ですから,少なからずミスがあることも事実です。私立入試の復習をすることも大切なのですが,仮にこうしたおかしな問いに出会ったときには,気にしないこともまた大切でしょう。

 

先ほどのレンツの法則の問題だと,少なくとも自分には解けないこととその理由,レンツの法則は公立入試では問われないだろうということを,生徒さんには説明しました。

無理に納得しようとして,この問いに時間を費やしてはいけないということですね。

おかしな問いといえば,おそらく小学4年生のときですが,次のような算数の問題に出会ったことがあります。

正解は明日書くことにしますが,ものすごい悪問だと思います。

ところが,先生の対応が最悪でした。このときの担任の先生は,新卒ではじめて小3~小4にかけて私たちの担任になった方でした。自信もなく,経験も少なかったのでしょう。クラスに問題がなかったとは言えませんし,私も嫌われていました。

「全員がわかるまで進まない。わかったら手を挙げなさい。」

と,クラスの連帯責任にして,全員が手を挙げるのをじっと待っていました。

私は最後まで手を挙げなかったでしょうか。

 

こうした意図の問題で,正解は○○なのだけれど,問題がよくないねと話すとか,授業で扱わないとか,そうした対応が正しいように思います。「点い」がどの位置にあるのか,少なくともこの図からは判断できません。

 

本当に自信があり,実力もあり,しっかり勉強している先生であれば,「自分もわからない」と正直に言えるものでしょう。解けない生徒さんたちの責任にしてはいけませんね。

 

では。