こんにちは。
教室では,今は小学2年生と3年生のクラスも作っています。
また,甥っ子は小学1年生になりました。
小さい子たちを見ていて思うことは,手伝わずに自分でやらせることの大切さです。
上手にお片づけができない,コートをうまく着られない,靴がうまく履けない,…などなど,日常生活の中で,できないと困るけれど,まだまだ幼いために1人でやるのには手間取ることがたくさんあります。
そういうのを,全部親御さんなり先生なり周りの大人たちが手伝っていたとしたらどうでしょうか。
いつまでも一人でできるようになりませんね。
子どもたちが何かに手間取っているときに,「さあ,がんばってやってごらん。」,「こんな風にしてみたらいいのではないかな。」と,声をかけるだけで,手伝わずに暖かく見守っている親御さんを見かけることも多いです。
本当にすばらしい姿勢だと思います。手伝うのは簡単ですし,見ているだけというのはイライラもするでしょう。そこをあえて見守るだけにしています。
身の周りのことが自分でできるようになると,いろいろなことができる,大人になっている,といったことの一環として,勉強もできるようになるはずです。
手伝ってばかりだと,お子さまの身になりませんね。
勉強も同じで,答を教えるのは簡単です。
しかし,それが子どもたちのためになるかというと,必ずしもそうではないでしょう。
自分の力で考えさせる,なるべく少ない助けで正解までたどり着かせてあげることが,子どもたちの力を伸ばすでしょう。
何でもかんでも教えてあげて,お子さまに考える作業をさせないと,手伝ってばかりなのと同じように,学力はなかなか伸びないのかもしれません。
「教えすぎない」のは,教える以上に難しいことかもしれません。
では。