志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

えっ,謝らないの?

こんにちは。

 

昨日,あるお店でズボンを買いました。結構大きなお店で,システムのしっかりしているチェーン店です。

試着して,ズボンの裾を調整していただき,会計をすることになりました。裾上げに700円かかると言われていたのですが,お金を支払ったあとのレシートを確認すると,その700円が含まれていません。自分から申告して,その700円を支払おうとしました。

 

ところが,店員さんの要領が悪い。

700円だけ追加でレジに打てばいいものの,一度返品の処理をします。もしかすると,ズボンに付随した裾上げの代金なので,一緒でなければ打てなかったのかもしれません。どちらかはわかりませんが,大事になったようでした。

一度,レジからお金を出して返金処理する必要があるらしく,それはアルバイトのレジの方ではできない操作のようで,責任者の方を呼んできて,お二人で作業なさっていました。改めて「○○円です」と勘定を示されたのですが,私の計算と金額がちがっています。またまた間違えわけですね。

そんなこんなで,余計に5分くらい時間がかかりました。レジでは並んでいる方もいらっしゃり,1人変な客がいて,全然終わらないレジがあるぞと,クレーマーが店員さんともめているようにも見えたでしょう。人目も気になります。

 

無事に会計が済み,笑顔で「ありがとうございました」と店員さんにお礼を告げて店を後にしましたが,その間,店員さんからは,一言の謝罪もありませんでした。

打ち間違えたのですから「申し訳ありません」とか,かなり余計に時間を喰っているのですから「お待たせして申し訳ありませんでした」とか,なにもありませんでした。

私でなかったら,激怒していたかもしれません。少なくとも,気持ちのいいものではありませんね。

 

あとで考えたのですが,責任者の方も何も言わないということは

「謝るな」,「すみません」と「ごめんなさい」は禁句などとマニュアルに書いてあるのかもしれません。

大きなお店ですので,マニュアルや研修もしっかりしていることでしょう。

状況も考えると,そうとしか考えられません。

 

クレーマーやカスタマー・ハラスメントが社会問題になっています。

少しでも謝罪の言葉を口にしたり,店側が悪いというような対応を取った場合には,勘違いして不条理な要求をするお客もいるのでしょうね。

常に強気で接客しなさいと,下手に出てはいけないと,店側が自衛している可能性は高そうです。

まあしかし,昨日の場合はものすごい好意の持ち主で,わざわざ追加でお金を払うようなお客ですし,明らかにミスをしたのはお店側です。マニュアルに書いてあったとしても,こちらは悪くない,だから謝罪もしない,と強気で接客をつづけるのは,人として問題がありますね。

 

真相はわかりませんが,世の中がおかしなことになっているというのだけは確かだと思います。

では。