志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

科学リテラシー

こんにちは。

 

新橋の爆発事故には驚きました。調べても,事故の場所は記憶にはなく,行ったことがないビルでしょう。しかし,新橋には新橋駅前将棋センターがあり,かつて浜松町で勤務していたときには,会社帰りにたまに寄っていました。そのすぐ近くが現場でもあります。そんなこともあって受けた衝撃は小さくなかったです。

 

さて,子どもの頃には身近に危険なものがたくさんありました。

暖房は石炭ストーブでしたので,うっかり体が触れてしまうと火傷しますし,定期的に換気しないと一酸化炭素中毒で死んでしまいます。

キッチンのコンロにしても,今のような安全装置は付いておらず,火を消し忘れたり,吹きこぼれたりして,火事になる危険性はありました。

そんな危険なものを使っているなあという認識は,子ども心にも明確にあり,気をつけながら使用していたものです。

 

ガスの事故も起きる危険があったわけで,プロパンガスは下にたまるが都市ガスは上にたまるとか,ガス臭いと思ったらすぐに換気しなさいとか,換気するときもゆっくり窓を開けなさい,鍵を開けたときに金属の摩擦で火がつくことがあるよとか,そんなことを聞かされて育った記憶があります。

 

今回の新橋の爆発事故もそうですし,先日のバーべーキューの炭火にアルコールをかけた事故もそうですが,最近は科学リテラシーが欠如したことが原因の事故が多いように感じます。

 

おそらく,身近なさまざまなものがより安全になり,気を付けなくても事故なく暮らせるようになった影響もあるのでしょう。しかし,危険なものが完全になくなったわけではありません。

 

学校の勉強が何の役に立つのかと疑問を感じる場面も多いでしょうが,理科の知識は確実に役立つことが実感できます。

ときにはそれが命を救うこともあるでしょう。理科や技術家庭科については,本当に生きる力に直結する重要科目だと感じます。

 

では。