こんにちは。
公立中高一貫校の指導をしていて気が付いたことですが，
家のお手伝いをしている子のほうが成績が良い傾向があります。
また，そうしたできる子は，受験直前期であっても，
ご家庭の約束事として，お手伝いはずっとやっていた，ということも多いです。
そして，高校受験でも，私立中受験でも，
お手伝いをしている子のほうが，やはり成績が良い傾向にあるのです。
これはどうしてか？
一言で言うと，「人間として大人になっている子のほうが勉強ができるから。」となるでしょう。
勉強をしようとすると，
計画的に時間通りやる，
言われた通りのやり方でこなしていく，
スマホであるとかそうした誘惑に負けずに自分を律する，
わからなくても粘り強くがんばる，
…
など，要は人間として大人になっていないと難しい内容ばかりです。
家のお手伝いをして，人間的に成長している子のほうが，それは勉強ができるようになるでしょう。
とくに，公立中高一貫校受検の場合には，
「自分自身で課題を発見して解決する力」が適性検査で問われます。
作文で難しい題材が多く，「大人」になっていないと読みこなせない文章も多いです。
したがって，お手伝いの重要性がより顕著でしょう。
単に「勉強」をさせるというのではなく，
人間として成長させる，「大人」にする，というのも，
成績を上げるためには必要なことになります。
では。
