志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

あきらめそうになった話

こんにちは。

昨日,人のあたたかさということを書きましたが,
私が人のあたたかさに救われた話です。

本命の大学の入試のときのことです。
試験は2日間あり,1日目が国語と数学,2日目が英語と社会(私は日本史)でした。
当時,私は数学が得点源で,1日目の数学が勝負だし,
ここで予定通り取れれば合格は間違いなしと思っていました。

ところが,数学の試験が始まってみると,まったく解けません。
これは参ったなあと,焦りながらも最後までがんばって,
それでたぶん30%くらいの得点率までは持っていけたと思います。
ただ,予定とは程遠い惨敗。

試験が終わって頭が真っ白になり,
会場を出て駅に向かって歩きながら少しずつ頭が働いてきて,だんだんと現実がわかってきました。
不合格確定のような出来であると。
それで突然,泣き出してしまいました。

泣きながら泊まっていたホテルに帰り,部屋でもしばらく泣いていたのですが,
「もう無理だ。明日は受けに行くのをやめよう。」と思いました。

結局、試験は受けに行ったのですが,
最後に私を試験会場に向かわせたのは,
応援してくれている人たちの顔が浮かんだことでした。
両親や姉,先生,友達などですね。
あたたかく見守ってくれた人たち,応援してくれた人たちのあたたかさを,遠くにいても感じたのでした。

もうこれは自分1人だけの戦いではない,
最低でも最後まで戦う義務がある,
みんなのあたたかさを思い出して,再び立ち上がることができたのです。

試験はもちろん1人きりで解かないといけませんが,
1人だけで受験に立ち向かっているわけではありません。
みんなで戦っているんだぞ,という気持ちがあれば,
受験生のみなさんも勇気をもって戦えると思います。

では。
がんばってください。