志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

病気

こんにちは。

私は受動喫煙症という病気なのですが,これは世間ではあまり知られていないように思います。いわゆるタバコアレルギーというものです。少しでもタバコの有害物質に曝露さられると具合が悪くなります。同じような病気で化学物質過敏症というものがあるそうです。
私でいうと,アレルギーの症状が出るのは(具体的に言うと呼吸が苦しくなり,ひどい頭痛がし,口と喉がヒリヒリと焼けるように痛くなるのですが)タバコ及び加熱式タバコ,蚊取り線香,野焼きの煙くらいなのですが,化学物資過敏症の方は,香水であるとか柔軟剤などにも反応してしまうそうです。「香害」などとも言われています。

まだまだ世間では広く知られていない病気がたくさんあるようです。
例えば,感覚的には半分くらいの日本人は患っていると思うのですが,花粉症についても,これが病気だと認知されるようになったのは,つい30年ほど前だと思います。それまでは,杉を大量に植林することの危険性を訴える人もおらず(いらしたのかも知れませんが広くは知られていませんでした),花粉症というものも当然ですが知られていませんでした。
と,考えると,現在は広くは知られていない病気が,近い将来は国民病となっている可能性もありますね。20年後くらいには,化学物質過敏症の患者が急激に増え,ファブリーズなどの香料やタバコなどが大幅に規制されている可能性も考えられます。

電磁波アレルギーという病気もあるそうです。
携帯電話が普及してきた20~30年前のことですが,電波が人体に悪影響を及ぼす可能性があるという話を耳にすることがありました。しかし,そうした声はいつの間にか聞かれなくなり,いつの間にか携帯電話が爆発的に普及していました。
しかし,本当に人体に害があったのでしょうね。

考えてみれば,タバコの健康被害が知られておらず,多くの人が当たり前のように吸っていた時代もありました。これも,つい30~40年前までの話です。

タバコにしろ,香料にしろ,携帯電話にしろ,それらを製造,販売している会社はテレビや新聞などのマスメディアのスポンサーになっているケースが多いですね。実は,マスメディアが伝えないだけであって,本当は危険なものが今の社会にはあふれているのかも知れません。

このように考えていくと,本当に安全なものなどないのかも知れませんね。
ただし,文明社会を否定して生きていくことはできませんので,目をつぶって前に進むしかないのでしょうけれど。
「文明の進歩によってもたらされた弊害を,さらなる文明の進歩が解決できるか。」という命題にもぶつかるのでしょうけれど,「Yes」と答えて前向きに生きていくしかないですね。古代人の生活に戻ることはできませんから。

では。