志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

積み重ね

こんにちは。

一昨日,「一手詰」について書きました。
実は,その日に,某「外国の大河の名前のお店」に注文をしており,今日,その本が届きました。

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一手詰は初心者の練習用だと思っていました。「目の検査」なんて揶揄される方もいらっしゃいます。
30年以上ぶりに,おそらく小学校の低学年のころ以来だと思いますが,さっそく,今日からはじめます。

思い立ったら,何でもやってみる,できればすぐにはじめてみる,というのが大切ですね。
「やってみよう」と思っても,何日か経つとその情熱が急速に衰えていて,結局はやらない,なんてことが世間にはあふれているように思います。

勉強に関して言えば,たとえば数学の問題集の反復練習であるとか,英語の音読であるとか,このブログで何度がお勧めした勉強方法があります。
これも,思い立ったらすぐにはじめて,そして継続されている方は大きな学習効果を実感されていることと思います。

ただ,すぐには成績に反映されない場合もあります。その理由について書いてみようと思います。
勉強の1つの側面に「積み重ね」であるという部分があります。

たとえば,高校に入学したばかりのころを考えます。
1月期の最初のテストに向けて,数学の問題集を4周解きました,というのであれば,成績は間違いなく学年トップクラスになるでしょう。これはスタートラインが横一線だからです。

対して,ずっと数学は学年ビリの方でした。高校2年の1月期の最初のテストに向けて,数学の問題集を4周解きました,という場合は,もしかしたら成績はあまり上がらないかも知れません。トップクラスになるのはまず無理でしょう。
今までの積み重ねが違いますからね。
仮に,トップクラスの生徒が,高1のときには平均で週に10時間数学を勉強していたとすると,学年ビリの方だった方と比較して,500時間くらいは勉強量に違いがあるわけです。ただの1回のテスト勉強で努力したところですぐに追いつけるはずがありません。
(もっというと,数学の場合であれば,高1の頭の範囲から勉強をやり直すべきですね。)

英語でも数学でも何でもそうですが,学習の積み重ねがある一定の厚みに達すると,グンと成績が伸びる時期が来るはずです。高3になってとか,中3になってとか,受験学年になって勉強をはじめた場合には,早くから準備をされてきた方との「厚み」の違いがありますから,成績が伸びるまでに半年くらいかかるかもしれません。
ただ,それまで信じてコツコツと学習を積み重ねることが大切ですね。

では。
がんばってください。