こんにちは。
昨日，「1万時間」の練習ということを書きました。
勉強においても，近道はなく，まずは時間をかけることが大切です。
これは勉強が苦手な子にも当然ですが当てはまります。
勉強時間をかければ，かけた分だけ勉強ができるようになります。
ただ，苦手な子というのは，わからないことが多いために勉強が苦痛である場合があります。楽しくないと，長時間の勉強をすることは大変ですね。これが1つ目のハードルでしょう。
次に，苦手な子というのは，苦手というだけで勉強効率が自然と悪くなります。簡単に説明します。
ある問題集があったとします。得意な子は，20分で1ページが終わり，1時間で3ページ進んだとします。対して，苦手な子は，1時間で1ページしか進まなかったとします。単純に，できる子のほうが3倍勉強したともならないのですが（できることだけやっても何も新たに身につかないから），「時間」ではなく「量」ではかるというのも勉強の1つの側面です。かけた時間に対しての効率は明らかに良くないとわかると思います。
もう少し単純な例だと，新しく英単語なり漢字なりを10個覚える必要があったとします。
勉強をやり慣れている子のほうが，苦手な子に比べて，かなり速く正確に覚えられるはずです。
この効率の悪さが2つ目のハードルですね。
しかし，勉強時間を積み重ねるにつれて，わかるようになってきて勉強も楽しくなってきます。成績が上がればなおさらですね。
また，勉強のやり方もわかってきて，さらには新しい知識を得るための前提となる知識も蓄積されてきて，効率も少しずつ上がるはずです。
塾に通ってくださるお子様をたくさん見てきましたが，しっかりと勉強すれば，1ランク，2ランク上の学校を目指せるくらいには必ず成績が上がります。
時間をかける覚悟を持つことが，まずは第一ですね。
もう一つ挙げるならば「正しいフォーム」，「正しいやり方」で勉強をすることでしょうか。
学習塾というのは，正しい勉強方法を教え，さらには学習内容についても，わかるまで丁寧に教えてくださる場所です。もしも，学習塾に通うことをご検討であれば，勉強時間をかける覚悟と，言われた通りに素直にやってみる心構えが大切でしょう。
これさえあれば，必ず成績は上がります。
では。
