こんにちは。
「どうやったら卓球強くなりますか?この技術はどうやったら上手くなりますか?◯◯はどうやったらできるようになりますか?」って人生で1番質問されてる俺の嫌いなワードですから答えます。「1万時間練習してから質問しに来てください」近道なんてない✋
絵文字もそのまま写しました。
どんな世界でも,結局は時間をかけるしかないのだと,真摯に向き合って取り組むしかないのだと,そうしたことを端的に表しているように思います。
この水谷選手の言葉受けて,ある将棋の強い方(私に1手詰。3手詰を推薦してくださった,準プロのような方)もTwitterでこのようにおっしゃっていました。
1日10時間で1000日約2.7年,1日5時間で5.4年,無理なく1日3時間で9年,将棋でも自分がルール覚えてから奨励会に入るまでが1万時間ぐらいかなー
勉強でもまったく同じことですね。このブログでも,たびたび,「学問に王道なし」,コツコツと時間をかけるしかないのだと書いてきました。
「1万時間」という数字は,水谷選手が何を根拠におっしゃったのかはわかりません。比喩的に「たくさん」という意味合いで挙げただけの数字かもしれません。ただ,感覚的にこれくらいは最低でも,というお気持ちはお持ちなのではないでしょうか。
勉強時間を何となく計算してみます。
中学時代に有名進学校を目指すぞ,と勉強を頑張ったとします。
中1で1日2時間,中2で1日3時間,中3だと1日5時間+αの勉強をしたとします。+αというのは,夏休み,冬休みなどの講習期間,土日などはもっとたくさん勉強しますね。これで,だいだい4,000時間になります。
さらに,進学校でも有名大学を目指して,高1で1日4時間,高2で1日5時間,高3で1日6時間+αの勉強をしたとします。休みの日などは15時間くらいは勉強するでしょう。これでだいたい6,000時間になります。
合計で1万時間ですね。
ただ,1万時間勉強したところで,まだまだ学問のスタートラインとも考えられる大学に入っただけなのです。
1万時間練習して,卓球だとオリンピックを目指せるかもしれないレベル,将棋だとプロを目指せるレベル,勉強だと有名大学に入るレベルにやっと到達するというわけで,頂点はまだまだ遠いですね。
勉強ができるようになるには時間をかけるしかありません。
そのためには,時間を捻出するために何かを犠牲にする必要が出てくるでしょう。
つまり,そうまでして勉強に時間を費やしたいのかという生き方の問題でもありますね。
これも,今まで何度かお話ししたことだと思います。
冒頭の水谷選手の言葉通り,勉強にも近道はありません。
では。