こんにちは。
そろそろ塾生たちの中学校で定期テストが始まります。
よく，定期テストのために徹夜をしたとか，そこまでいかなくても長時間の勉強を前日にしたとか，直前になって詰め込む方がいらっしゃいます。このことについて考えてみたいと思います。
私の場合ですが，大学時代に徹夜でレポートを書いたことなどがあります。また，社会人になってから，仕事で徹夜したことが2回あります。
「どうだ。俺は徹夜までして仕事をしたんだぜ。」と，ひと昔前なら自慢げに話される方もいらっしゃいましたが，個人的にはこれはまったく恥ずかしいことだと思っています。計画的に期限までに仕事を終えられていない，さらに徹夜したわけですから，仕事のクオリティは推して知るべしですね。今日日，残業や徹夜というのは，仕事ができない，計画性がないことの象徴であり，「悪」であるというのが世間一般の考え方ではないでしょうか。
テスト勉強についても，これは同様ですね。
その場しのぎの対応で徹夜するわけですから，取れる点数というのもたかが知れています。眠い頭でテストを受けて，ベストパフォーマンスが出せるかどうかも疑問です。
さらに，テスト勉強は期間ごとに到達度を量るものでしかありません。本当のゴールは受験ではないでしょうか？（もっと言えば，さらにその先も人生や勉強はつづきますので，まだまだゴールは先ですが。）定期テスト直前に詰め込んだ知識が，受験でも活用できるまでにしっかりと身についていて，本当のゴールを目指すのに役立っているのかどうかというと，これははなはだ疑問ですね。
当たり前の正論でしかないですが，
普段からコツコツと予習・復習をすること，
定期テストのために計画的に時間をかけてしっかりと準備をすること，
これをしないと力はつかず，受験生になったときには困ってしまうかもしれませんね。
さらに，付け加えるとすれば，ただ覚えるのではなく，原理や法則までしっかりと理解し，完全にわかるまで勉強してあげると，入試にも大いに役立つ力が身につくでしょう。さらに，時間がたっても忘れることもないと思います。
これも当たり前のことですね。
何度か書いていますが，勉強に近道はありません。
当たり前のことを地道にこなすしかないですね。
定期テストも確かに大切ですが，もっと先のゴールがあるのだぞと，先を見すえて，〇〇高校（大学）に合格するぞと長期的な目標を常に意識しながら勉強をすると，取り組み方にも変化があるかもしれませんね。
では。
