志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

ながら勉強

こんにちは。

「ながら勉強」という言葉があります。
〇〇をしながら勉強をすることから,そのように言うのでしょう。
音楽を聴きながら,お菓子を食べながら,ラジオを聴きながら,テレビを見ながら,…など,何かをしながら勉強をする人がいます。
これらがどうしていけないのか,中には,というよりもたくさんいらっしゃいますが,自分はながら勉強のほうが集中できるし頑張れると主張する子もいらっしゃいます。

しかし当然ですが,多くの場合は,集中できていないことが多いような気がします。
テレビを見ながら,とか,お菓子を食べながら,というのは論外で,これは絶対にそちらに気を取られていて,真剣に取り組めているはずがないでしょう。
小学生なんかに多いのは,そもそも真剣にやる,集中するという状態をわかっていない場合があります。家ではそのようにしか勉強をしたことがなく,それが習慣としてつづいているような感じでしょうか。どこかで断ち切る必要はありますね。

音楽の場合には,気持ちがわからないでもないです。
どうしても勉強をやりたくないときには,音楽を流していると,少しは進んだりするものです。ただし,癖になってしまうといけないですね。そうすると,音楽をかけていたほうが集中できますと,まじめに主張することになります。
私も高校時代には,たまに音楽を流しながら勉強をしていました。どうしても気分がのらないときに音楽をかけると,知らず知らずのうちに音楽のことを忘れてしまい,そのうちCDが終わって止まるのですがそれにも気づかず,ふと,時計を見ると3時間近く集中して勉強していたことに気がつく,そんなことがありました。
ただし,本当にたまにしかそういうことはしませんでしたし,癖になってはいけないでしょう。

どうしていけないのか,というのは,次の一言ですべて説明がつくように思います。

本番の試験のときには,音楽を聴きながら(お菓子を食べながら)問題に取り組みますか?

なるべく本番に近い環境で練習するというのが,勉強に限らず,どんなものでも鉄則でしょう。
音楽を聴きながらでないと集中できないのなら,本番では100%の力が発揮できないということになります。
と,考えると,やはりどんなながら勉強であっても,100%がんばっているという状態,100%真剣に取り組んでいるという状態とは言えないことになるでしょうね。本番では同じ環境には絶対に近づけないわけですから。

まずいぞと感じられた方は,今日から少しずつでも修正をされるといいでしょう。

では。