こんにちは。
世の中にはいろいろなゲームや勝負事があります。
それらのいろいろなゲームを,性格の違いから大きく2つに分けられるように思います。
1つは,得点差がついたとき,戦力差は変化せず,得点差だけで不利になっているもの。
もう1つは,得点差がついたとき,得点差と同時に戦力差までもがつくもの。
例を挙げてみます。
前者の例でいえば野球やサッカーでしょう。どちらかのチームが1点を取ったとして,試合の流れやチームの勢いを無視すれば,次の1点を取るのはどちらのチームかわかりませんし,平等に可能性があります。
後者の例が将棋でしょう。どちらかが相手の駒をタダで取ったとします。当然,形勢は良くなります。このとき,取った側は取った駒を持ち駒にして戦力がアップしています。逆に取られた側は1枚駒が減って戦力ダウンしています。これをサッカーに例えれば,1点を取ったチームが,さらに1人加えて12人でプレーし,逆に負けているチームは1人少ない10人で戦わなければならない状況でしょうか。
例えが上手であったかどうかはわかりませんが,有利になった方が,自然と有利を拡大できるような仕組みになっているものは少なくありません。
現実世界の企業間の競争もそうした部分があるでしょう。
実は,勉強も同じ性格のものだと思っています。
できる人はどんどんとできるようになり,苦手な人はどんどんと苦手になっていく傾向があります。
前の単元がわかっていないと次の単元の理解も難しくなります。また,より深く正確に理解していると,次の単元の内容も容易に,そして深く正確に理解できるはずです。
したがって,成績を上げていくのは大変です。
自分よりもできる人と同じだけの勉強しかしていなければ,差が変わらないままなのではなく,自然と差が広がって,置いて行かれる可能性があります。ただ,逆に考えれば,自分がきちんと理解しているという有利な立場になれば,どんどんと理解を深めていくことができるでしょう。
日々しっかりと勉強をこなしていると,急に驚くほどできるようになることがあります。それは,こうした勉強の性格が影響しているのだと思います。
もしもわからないところがあれば,そこまで戻って理解すること。さらに,1つ1つ完璧にできるようになるまで仕上げていくこと,この2点を心がけてみてください。
半年先か1年先かわかりませんが,いずれ花開く日が来るでしょう。
では。