こんにちは。
中学受験まではあと2か月,高校受験まではあと3か月を切ったという方が多いでしょう。大学入試を考えると,あと1か月でセンター試験があり,私立大学の一般入試や国立大学の二次試験まで3か月を切っています。
第一志望の学校の入試問題を解いてみて,まだまだそれを解けるレベルには達していない方も少なくないでしょう。
大学入試だと,難関私立や国立二次試験の問題に歯が立たないとか,高校入試だと,都立高校の自校作成問題や北海道の裁量問題が難しくて満足に解けないといった状況でしょうか。
当然,焦る気持ちはあるでしょう。
そして,難しい問題の練習や,ハイレベルな参考書に手を出して,それを一生懸命にやろうとされる方も多いと思います。
気持ちはよくわかります。
ただし,次のことは真実でしょう。
「基礎が固まっていなければ,応用問題が解けるはずがない」のです。
さらにいうと,応用問題の練習を積み重ねなければ応用問題が解けるようにならない,というわけではなく,基礎の積み重ねの延長として,自然と応用問題も解けるようになっていくのです。
応用問題というのは,多くは基礎的な知識をいくつか組み合わせただけのものです。基礎が完璧なら,それだけで対応できるようになっているはずです。
個々の状況によって,やるべきことは異なってきますので,何を優先して勉強すべきか,迷われている場合には信頼できる先生に相談するのがよいでしょう。
ただ,一般論としては,成績が届いていない方こそ,基礎を軽視しないようにすべきだと思います。
これからの時期は,焦らずに急いで勉強することが大切です。
では。