志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

オーラ

こんにちは。

 

明日は札幌開成中の一次試験の合格発表です。

私も朝から教室で待機する予定です。

 

ここを通過された方は,二次試験のグループ活動に進まれます。

一言でいうと,集団討論みたいなものをして,合格者を選抜します。

面接であるとか集団討論であるとか,そうした入試というのは,何を評価しているのかわかりにくい面がありますし,受験者ごとの得点の違いがどこからくるのか,疑問に思っていらっしゃる方も少なくないでしょう。

 

しかし,私も面接や集団討論,グループ活動の練習は数多く見てきましたが,それなりに差がつくものだというのは確かであると感じています。もちろん,筆記試験よりは差が付きにくいことは事実なのですが,生徒たちを見ていると,大きな差を感じることが多々あります。

かつて見ていた都立高校の推薦入試の場合だと,この生徒は合格するだろうなと思った方は,例外なく全員が合格されました。

 

では,違いとは何なのかというと,一言でいうと「オーラ」でしょう。

その方と向き合っただけで,この方は大人物だと感じることがあります。大人の私でさえ,中学生を前にして,一種の威圧感を感じることがありました。人間としての器の大きさがにじみ出ているのでしょう。

ただ,そうした「オーラ」があるのは,ふだんからどんなことでもしっかりとこなしているからでしょうし,正しい心で生きているからでしょう。その場だけで演出しようと思ってもできるものではありません。そうした生き方をされている方ですから,質問に対する受け応えも実に素晴らしいものです。

 

結局は,今の時点で自分が持っているもので勝負するしかないということです。

面接やグループ活動の練習をみっちりとされる方もいらっしゃるでしょう。しかし,1年間,入試に向けて,真摯な態度で勉強に向き合うことや清く正しい生き方を心がけることこそ大切であるのかもしれません。

 

札幌開成中が掲げる生徒像は,「将来の札幌や日本を支え国際社会で活躍する,知・徳・体のバランスのとれた自立した札幌人」です。

こうした人間を目指していれば,グループ活動では自然と良い点数が取れるのだと思います。

大学,高校の入試でも,面接を課すところが少なくないですが,結局は,学校が理想とする生徒像のような生き方をできているかどうか,それが結果を大きく左右するでしょう。

ごまかしでは通用しないということですね。

 

では。