こんにちは。
学生時代,面接が苦手でした。苦手というよりは好きではなかったのです。面接では,どうしても自分自身をよく見せようとする必要があります。私はこんなにもすばらしい人間です,こんなことだってできます,…と,どこか自慢するようなところがあります。
そうした自己アピールは,どこか気恥ずかしいところがありますし,目立たずに謙虚でありたい自分がいます。
入塾の問い合わせをいただくことがありますが,この教室はこんなにも素晴らしいです,こんなことまで行います,というようなアピールはしません。
なるべく客観的に長所と短所,他塾さんとの比較などを伝えるようにしています。他にはお子様のために最善の方法を探して差し上げるようなカウンセリングに近い面もあります。
背伸びして,さかんに自己アピールするような気持ちには絶対になれないことは事実です。
塾と生徒さん,親御さんとの関係でも相性は大切ですけれど,この教室ではマッチングはしっかりとできているように思います。入塾時に「飾らない」で誠実に面談を行っているからでしょう。
さて,入試も真っ盛りです。
中には面接や集団討論が課される場合もあるでしょう。当然ですが,自己アピールの場ですから,自分が学校にとって必要な人材であること,素晴らしい人間であることを自信をもってお話してください。
少なくとも,自分がダメな人間であること,悪い人であることを主張するような方はいらっしゃらないでしょう。
ところが,集団討論のような場だと,ボロを出してしまう方が稀にいらっしゃいます。
一種の面接である,見られている,という意識が希薄になるからでしょう。
「私も不正を行ったことはありますが,…」とか「いじめについては,いじめられる側の問題点も考えないと…」とか,ポロリと自分が人として間違えていたことを口に出してしまう方がいらっしゃいます。
どう評価されるのかはわかりませんが,場合によっては,そうした発言があっただけで集団討論や面接の得点は0点になるかもしれません。作文でも同様でしょう。
最近,開成中の二次検査があったこともあり,そのことに関係する記事へのアクセスが増えていました。開成中の採点基準は完全にブラックボックスの中なのですが,問題発言はしないように,まとめの原稿にも書かないように,気をつけるに越したことはないでしょう。もしかすると,一発レッドカードになっている可能性もありそうです。
では。