こんにちは。
今日は節分ですね。
北海道では,節分に「落花生」をまく家庭が多いようです。我が家もそうでした。
幼稚園で豆まきがあったのを覚えています。
当時の私は,落花生ではなく,なんだか見たことのない豆をまくのだなあと不思議に思っていました。まいていたのはおそらく大豆でしょう。
大学から東京で暮らすようになりましたが,上京してからも何度か豆まきの機会がありました。大豆をまいていたので,不思議に思うのと同時に多少の驚きがありました。
東京に行ってみると,北海道とは文化がずいぶんと異なっていて,驚くことが少なくなかったです。
北海道ではおせち料理を大晦日の日に食べますが,本州では元日に食べるでしょう。大晦日の日はお蕎麦を食べたり,少し豪華にお鍋やすき焼きをしたり,お寿司をとったり,…そんなご家庭が多いように思います。
これは地方によっての違いのようですが,北海道では肉じゃがには豚肉を使います。東京で肉じゃがを食べたとき,牛肉が入っていて驚いたこともあります。
食べる魚なんかも違っていますね。たとえば,北海道ではとびうおは食べません。逆に,ホッケをフライにして食べるのは北海道だけでしょう。
食文化だけを例にとっても,全国各地にさまざまな文化がありますね。
さて,最近の節分では,スーパーやコンビニなどが宣伝をしたから広まったという要素が強いように思いますが,全国で恵方巻を食べるようになりました。
もともとは関西の風習だったと思います。大学生のとき,就職して大阪勤務になった先輩から,こっちでは節分に恵方巻というのを食べるんだぞと聞いたのが,私が恵方巻を知った最初であると記憶しています。
約20年前ですね。このときには東京に恵方巻の文化はなかったということでしょう。
恵方巻が売れ残って大量に廃棄されていると,毎年のニュースになります。
私などは,子どものころから恵方巻を食べてこなかったので,恵方巻には違和感を感じています。多様な文化を認めることは大切なことですが,地域色が失われていくのは,逆にその地域の文化を殺してしまうような側面があるような気がします。
恵方巻については,なんだかおかしなことになっているなあと,毎年冷めた目で見ています。
では。