志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

マラソン大会

こんにちは。

 

秋は運動会のシーズンです。北海道では5月や6月に運動会を行うところが多いようですが,全国的には秋が一般的ではないでしょうか。今年はコロナで休校があったために,北海道でも秋に運動会を行っている学校が多いようです。

 

運動会とか体育大会とかそうした行事がありましたが,私は総じて嫌いでした。運動が苦手だからです。

人それぞれ得意な分野でがんばればいいのだということでしょう。仮に,私がどんなに運動をがんばっていたとしても,その分野で成功した可能性は皆無です。それどころか,中学や高校の大会の地区予選すら抜けられなかったでしょう。

 

勉強はみんながある程度はやる必要があるものです。必要に応じて努力しなければならないのですが,ものすごく苦手であるのに,また嫌いであるに,無理して勉強でトップを目指すというのは筋違いであると思います。私の運動と同様で,ある程度の限界はあるはずです。

それよりは,得意なこと,好きなことに時間を割いたほうが人生は有意義になるでしょう。

 

高校時代のもっとも嫌いな行事がマラソン大会でした。10kmを走らなければなりません。苦痛でしかありません。

いつもビリのほうでちょろちょろと走って(もちろん途中で疲れて歩いていますが)1時間強の時間をかけてゴールしていました。

ゴール付近では,先にゴールした同級生たちが応援してくれていました。その声援を聞くと,最後だけはへとへとであるにもかかわらず,がんばってスピードを上げて走れました。応援は大きな力になりますね。

 

テストが返ってきたとき,苦手な子たちがよくない点数を取ると,ご家庭で叱られるとうのはよく聞く話です。

これはマラソンにたとえると,ビリのほうで懸命にゴールを目指したランナーに対して,遅いじゃないか,もっと速く走りなさい,根性なし,…などと叱るのと大差がないのかもしれません。

やる気も失いかねませんし,自分だってがんばっているんだと怒りがこみ上げるかもしれません。逆効果でしかないですね。

 

前向きに応援してあげて背中を押してあげることができれば,お子様たちにとっては大きな力となるかもしれません。

叱ることは簡単ですが,現状を冷静に見てあげて,よりよい未来を一緒に考えていくような姿勢が大切だと思います。

 

では。