こんにちは。
親御さんであれ，生徒さんご本人であれ，面談などの場面で悩みを相談されることがあります。
生きるか死ぬかというような極めて深刻な悩みというわけではなく，ほとんどが勉強に関係することになります。
そうした場合，お話をしてみると，ほとんどの場合はもうすでに答えが出ていて，ご本人もそれをわかってらっしゃいます。
例をあげます。
多いのは受験生などが，〇〇（教科）の成績を上げたいのですが，どうすればいいですか？というものです。
私「勉強はしているの？」
生徒「あまりしていません。」
私「どんな勉強をすればいいかわかっているの？」
生徒「担当の先生からは〇〇をやるように言われています。」
これは極端ですね。
ただ勉強しさえすればいいことも，何をやるべきもわかっている。でもやっていない。
「その通りやればいいじゃない」で終わりですね。
しかし，「成績が上がらない」という相談については，突き詰めてお話していくと，ほとんどが似たような結論になります。やるべきことをやっていないとか，言われたことを無視ないし軽視していて別のことをやっているとかですね。
やらない理由というのはいろいろと考えられます。
仮に生徒の言い分が，面倒だ，時間がないなどの言い訳に近いものであれば，以前にも似たようなことを書いたことがありますが，漢方薬を処方するように，精神のバランスを整えてあげる必要があるかも知れません。
受験生の場合には，もっと効率のよい方法があるかも知れない，先生に言われた作業が苦手もしくは嫌いなのでそこから逃げている，というのが多いと思います。
この場合には，「このやり方で正しいのだよ。」と背中を押してあげる，「これをやれば必ず成績は上がるから大丈夫だよ」と安心させてあげることが必要でしょう。
受験生のみなさんには，ご自身のことを省みてほしいと思います。
やるように言われているのに，または自分では必要だと思っているのに，なんだかんだと理由をつけてやらずにいることはありませんか？
そうです。成績を上げるための解はもうすでに出ています。
それをしっかりとこなしていけば，自ずと成績は上がるはずです。
受験までラストスパートですね。
がんばってください。
