志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

札幌開成中のグループ活動は実施すべきか?

こんにちは。

 

再びコロナの感染拡大が心配になってきていますね。これから冬にかけて,風邪やインフルエンザも流行するかもしれません。同時流行が起きてしまうと,ちょっと大変なことになりそうです。

 

札幌市内の小中高校でも感染者が出たことが度々報じられています。

学校で感染者が出た場合の市の対応としては,学級閉鎖にしているようですが,部活などの課外活動でも他クラス,他学年の子どもたちと接触が少なくないことが容易に想像でき,果たしてこれで十分かどうかというと,私は疑問に感じます。

 

さて,表題の件ですが,札幌開成中の入学者選抜では,二次試験で「グループ活動」が実施されます。しかし,2021年の選抜では,これを実施すべきではないと考えています。コロナの感染拡大が懸念されるからですね。

 

例年だと,グループ活動にはおよそ320人の受検生が参加します。

4人程度ずつのグループに分けられ,1つの教室に3グループが集まり,与えられたテーマについての話し合いと発表が行われます。

話し合いですから,ちょうど会議のような形式になります。子どもたちが向かい合わせに座って,さかんに話し合いをするわけです。マスクをしているとはいえ,また,もしかするとアクリル板のパーテーションのようなものを設置するかもしれませんが,万が一のことを考えても,実施することは好ましくないように思います。

 

以前の記事で書きましたが,東京都立高校の推薦入試では「集団討論」が実施されていたものが,2021年入試では中止が決まっています。当然の判断だと思います。

 

開成中の入試一次試験は2021年の1月13日で,ちょうどあと3か月後となります。

混乱を避け,また安全に選抜を実施するためにも,一日も早く対応を発表すべきだと思います。

また,各学習塾でも,場合によっては「密」な状態でグループ活動の練習を行っていることでしょう。ここにも感染のリスクは発生しています。練習を重ねてきた受検生にはかわいそうですが,本番のグループ活動も中止にすることで,こうしたリスクも避けることができます。

 

今後,二次試験をどうするのか,教育委員会の判断を待つしかありませんが,このままだと予定通り実施されるようにも思います。

ご賛同いただける方がいらっしゃいましたら,市へ意見を伝えていただけると幸いです。

 

すべての入試が安全に行われることを願ってやみません。

では。