こんにちは。
一山本関という力士がいます。北海道の出身なので応援をしているのですが,この方は高校時代の友人の遠い親戚なのだそうです。
さて,その友人の話です。
彼は高校時代にヤンキーたちを撃退したことがありました。
今時カツアゲなんかをする方はいらっしゃらないでしょうが,非常に秀逸な方法で,マネする方がいると困りますので具体的な方法は書きません。
しかし,ある日地下街を歩いていた友人は,大勢のヤンキーに取り囲まれて人目につかない場所に連れていかれたそうです。
大ピンチですね。
それでヤンキーたちは金銭を要求します。カツアゲです。
「ねえねえ,お金貸してくんないか。」
友人はどうしたかというと,たまたま集団の中に知っているヤンキーがいることに気がつき,
「あっ,○○先輩ですよね。それから,△△先輩も。どうもお久しぶりです。僕は先輩の中学の後輩で,弟さんの××くんとは仲良くさせてもらっていました。」
と臆せずにあいさつするように言葉をかけたそうです。
「えっ,俺のこと知ってんの。なら,金は借りられないな。」
と,難を逃れたのだそうです。
ヤンキーに囲まれてビビってしまう場面でも,冷静に機転を利かせていますし,堂々と知り合いだと言い放った度胸も大したものですね。
ちなみに,弟さんもヤンキーだったそうで,まったく仲良くはなかったそうです。
昔はふつうにたくさんのヤンキーがいました。
隣の中学の少し悪い子とは幼馴染でした。彼といっしょに遊んでいると,たまたまそれを目撃したクラスメートから,翌日に「昨日,カツアゲされてなかった?」などと声をかけられたものです。
今は平和になりましたね。
一方で,個性的な子どもたちも少なくなったなあと,さびしい気持ちも少なからずあります。
では。