こんにちは。
今朝，なんだか懐かしい感じの夢を見ました。
自分は大学生で，大学時代に仲の良かった友人と３人で競馬を見に行きます。
タイキシャトルという海外の大きなレースを勝った歴史的な名馬がいるのですが，その馬の引退レースを見るのが目的で，みんなでレンタカーを借りて，中山競馬場まで行きました。
これは夢の中の話ですが，実話でもあります。
実際に２０数年前，夢に出てきた友達と３人でレンタカーでタイキシャトルを見に行きました。夢の中でタイムスリップしていたわけです。
細々したところは，夢の中ですからあべこべなのですが，物語の大筋は実話通りです。で，タイキシャトルの引退レースの馬券を買うことになります。
夢の中の自分はあれこれと考えます。
「タイキシャトルは３着。負けてしまうんだよなあ。」
「あのときの自分はシーキングザパールという馬から買って，これは２着なんだよなあ。」
「１着は…」
と，レースの結末を夢の中の自分は全部知っています。知っている当たり馬券を買えば，大儲けすることも可能でしょう。
で，夢の中の自分は，結局はどうしたかというと，タイキシャトルの単勝馬券を２０円だけ買いました。（実際には１００円単位でしか買えません）
引退の記念だから買っておこう，当たっても微々たるものだし記念にとっておこう，たぶん３着なんだろうけれど，もしかしたら勝つかも知れないし，これは記念だし，と考えました。
さらに「当たり」を買うことは，なんだか卑怯だと考え，やめてしまいます。
夢の中のレースはどうなったのかはわかりません。目が覚めてしまったからです。
過去の現実の自分も，タイキシャトルの単勝１００円の馬券を，当たっても換金しないつもりで買いました。
タイムスリップしてやり直せる世界でも同じことをしたことになります。
「あの時に戻れたらなあ」などと夢想することは，どなたにでもよくあることでしょう。私もやり直したい，戻りたい瞬間はいくつかあります。
しかし，実際にやり直せるとしても，結果はわかっていても，今回の夢と同じように，また同じ選択をするような気がしています。
過去の失敗も今の自分を形作っていますし，過去と同じ選択をするほうが自分らしいとも思います。
少なくとも，これからの人生において，自分らしく自然体で生きていきたいことだけは事実です。
では。
