志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

イジメで笑いをとった時代

こんにちは。

 

突然の訃報に驚きました。コメディアンの上島竜兵さんが亡くなられたそうです。

死を悼んで合掌いたします。

 

上島さんといえば,私にとっては『ビートたけしお笑いウルトラクイズ』の印象が強いです。上島さんらダチョウ俱楽部が世に出るきっかけとなった番組でもあるでしょう。

 

しかし,今から考えれば,テレビの過激な演出ではあるにせよ,イジメのような内容を含んでいました。

芸人さんたちをバスに乗せたまま海に沈めるとか,花火の火をかけるとか,そんなことも行われていました。

 

同様に,私が中学・高校時代に流行っていたテレビ番組が『進め!電波少年』ですが,こちらもイジメのような内容を含んでいました。

この番組の企画で有名になったのが有吉弘行さんです。当時,猿岩石というコンビを組んでいた有吉さんは,目隠しをさせられて香港まで連れていかれ,そこで突然ヒッチハイクでロンドンを目指すように言われます。

番組の企画ですから,事前に同意があったのかも知れませんが,NOとは絶対に言えない状況で,ヒッチハイクをスタートさせることになります。半年にわたる旅は困難を極めました。

 

他にも,応援するプロ野球チームが勝ったときにしか食事を与えられないという企画があり,ベイスターズを応援していた方は飢餓状態に陥ってしまいました。無人島に若い女性たちが放置される(いとうあさこさんがメンバーの一人でした)とか,ホームレスに身をやつして企業を目指すとか,今だと考えられないような内容が数多くありました。

 

こうしたかつてのテレビ番組ですが,一言で言えば人権侵害です。完全にアウトですね。

人権意識の高まりは当然のことですし,歓迎すべきことですが,まだまだ完全に人権が守られていないことも事実でしょう。

教育の大切を改めて考えさせられます。

 

では。