こんにちは。
先日,衝撃的な事件が起きました。
安倍晋三元首相が暗殺されました。
私が生まれてからの40数年の中で,日本史に残る事件としては最大のものであることは間違いないでしょう。
目の前でガラガラと日本の民主主義が崩れて落ちていく瞬間を見ているようで,自然と涙がこぼれてきました。
暗殺犯は,統一教会に恨みがあったと報じられています。信者であった母親が,教団に多額の寄付を行って,家計や家族関係が崩壊したと感じているようです。
宗教というものは,ときに猛毒になりえます。恐ろしいものです。
さて,高校入試においての一番の捨て科目は社会科でしょう。(すべての学習においてもっとも大切な教科は国語です。)
しかし,政治や宗教について,最低限は学んでおかなければ,おかしなものに騙されてしまいかねません。最近では,生きていく上での社会科教育の重要性を再認識しております。
ある宗教がインチキかどうか見分ける基準は,オウム真理教の事例が参考になるでしょう。オウム真理教が具体的にどのようであったかは説明を控えますが,おおむね,以下のような判断基準が妥当ではないかと思います。
・人名を軽んじること
・やたらと信者からお金をとること
・幹部と一般信者でのダブルスタンダードがあること
・教義がいい加減なこと
・選挙に候補者を立てること
こうしたことは学校では教わりませんが,机の上で社会科や倫理,現代社会などを勉強し,ニュースなどの報道にも普段から注目して,そして社会生活の中で,ご自分でよく考えることで身についていくものでしょう。
考える上での材料,土台を手に入れるためにも,しっかりと社会科を学んでほしいものです。
また,豊かな人間性が涵養されていれば,人の弱みに付け込むようなインチキには騙されないと思います。これも,教育の力ですね。
では。