こんにちは。
昨日の話題で言えば，やはり環境がお子さまの教育には大きく影響するということでしょう。孟母三遷というわけです。
私は小学２年生から３年生に上がるときに，引っ越しとそれにともなう転校を経験しました。引っ越し先の自宅の近くには，図書館と児童会館が併設されている施設がありました。偶然でしょうが，その環境がよかったのかなあと，今では思っています。
今では児童会館はすっかり学童の場所となっているようですが，当時はそんな時代ではありませんでした。治安もよかったというより，子どもたちが犠牲となった社会を震撼させた事件が発生する前だったことが大きいと思うのですが，親が不在のご家庭でも，子どもたちは公園や路上，空き地，どなたかの自宅などで自由に遊んでいる時代でした。
児童会館も現在のように混んでいるわけではなく，快適に自由に過ごせたため，近くにあった児童会館は，自然と遊び場の一つとなっていきました。卓球やドッジボール，トランプやUNO，モノポリーのようなボードゲームなどに興じていたわけですが，帰りにはせっかくなので本を借りていきました。
勉強は得意だぞ，頭がよくなりたい，といった意識が当時の自分にはあり，学習マンガや勉強になりそうな本を借りることも少なくありませんでした。
きっと，そんな読書経験が，有形無形に勉強にも生きていったのでしょう。『世界の偉人』（正確なタイトルはわかりません）というマンガは全部読んだでしょうか。たくさんの知識を得ていたことに，今だと気がつきます。
買い与えられた，読むように強制されたというのではなく，自分で自然と手に取るようになったのが，本当に幸運だったと思いますし，環境の影響が大きかったのは明らかです。
では。
