こんにちは。
私もまだまだ知識が不十分なことは否めませんが,発達障害や学習障害について,日本では社会の認知度が高くはないように感じます。
しかし,共生社会の実現のために,私たちの理解が深まっていくことは必要不可欠でしょう。
学習障害のひとつに,ディスレクシアというものがあります。読み書きに困難が生じる学習障害で,8%程度,実にクラスに2~3人の割合で存在するとも言われています。
理解されにくいことの原因として考えられるのは,その困り具合がわかりにくいことです。
まったく文字が読めないという方も稀にいらっしゃるそうですが,読んでいて極度に疲れる,スムーズに読むことができない,何度練習してもなかなか漢字や英単語が覚えられない,覚えてもすぐに忘れてしまう,左右反転して文字を書いてしまう,似たカタカナ(「ツ」と「シ」,「ヨ」と「ヲ」など)が見分けにくい…などという症状が強く,学習に困難が生じている方がほとんどのようです。
がんばればできるようになる,ちょっと苦手なだけ,ただの勉強ができない子,などと誤解され,脳の認知特性に由来すること,それぞれに合わせた学習方法があって症状は改善することが多いこと,根性では解決しないこと,などが理解されないことも少なくないようです。
さて,タイトルの件ですが,ウェブ上でディスレクシアに関する無料の講演会が公開されているとのことです。以下にリンクを貼ります。(公開期間は10月中だけです)
私も見てみようと思っております。
【ディスレクシア月間 特別講演】ディスレクシアを知ろう! ー基本知識と教育支援ー
https://peatix.com/event/3697161
世間に理解が浸透していくことが,ディスレクシアの方が,無理せず,ご自身の才能,特性を生かしながら,みなが共生する社会へと繋がっていくでしょう。
ご興味がおありの方,ご自身やお子さまなどが読み書きが極端に苦手で悩んでいらっしゃる方は,ぜひご覧になってみてください。
最後に誤解のないように申し上げますが,私自身はディスレクシアについての専門家でありません。ディスレクシアに特化した指導ができるわけではありませんので,ご理解願います。こちらの教室で提供できるのは合理的配慮だけです。
では。