こんにちは。
今日から新年度がスタートです。
新高校1年生の方から連絡があり,春休みの宿題をお手伝いすることになりました。
高校内容の予習も宿題になっていますので,そのあたりがわからないのでしょう。
しかし,今からしっかりと勉強している証拠でもありますので,この方は高校でも心配はないでしょう。
さて,新高校1年生向けに,春期講習を行っている塾さん,予備校さんも多いですが,高校,とくに進学校での学習について,注意すべきことを書きたいと思います。
各学校には学力別に入学者が集まっています。当然ですが,すべての生徒さんを対象としていた小中学校までとはちがい,高校では生徒さんたちの学力に合わせて学習の難易度や進度が設定されています。進学校では高い質の授業が受けられますし,進むのも十分に速く,大学入試にばっちりと対応しているわけです。
学習塾や予備校については,中学校までは入試対策を行う場所,学校の学習を補完する場所で,塾の勉強がしっかりできれば入試は大丈夫だという考えで通われていた方が多いでしょう。
しかし,進学校では学校の勉強だけでほとんど完結すると考えてください。まずは学校の勉強を完璧にこなすことが最優先で,それだけでかなりの実力が身につきます。
塾が必須,塾に行かないと入試に対応できないと考えるのは,進学校ではまちがいです。
もしも,ものすごく得意な科目があって,学校の学習はすでに完璧で,プラスアルファでもっと発展的な内容を学習したい場合に,はじめて塾・予備校をご検討なさるといいでしょう。
また,進学校ではないとしても,まずは学校の勉強をがんばって基礎を固めることが最優先課題です。その上で,もっと成績を上げたいときに塾・予備校もお考えください。
もっともいけないのは,塾に通ったために,学校の勉強も塾の勉強もどちらも中途半端になることです。高校の学習は,量も多くて進度も速いため,一つひとつを完璧にしていかなければ,結局は何も身につかないことになりかねません。
しつこいですが,「学校の学習を完璧に」が高校で勉強がうまくいく絶対のポイントです。
では。