志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

声のかけ方

こんにちは。

昨日の話のつづきです。
甥っ子くんが大嫌いなお片づけをしようとした,そんな内容でしたが,
ママ(私の姉)が声をかけてもほとんどお片づけをしないそうです。
ちがいはどこにあるのでしょうか。

一概には言えないのですが,
1つには,ママは怒りっぽくて怒鳴ることもあり,一方で私は絶対に怒りません。
なんでも,怒るのと殴るのとでは,子どもの脳に与える衝撃は同じだとか。
殴る相手の言うことは聞かなくなりますね。

次ですが,これはだれでもできる工夫です。
声のかけ方です。
「片付けなさい。」,「片付けしてね。」ではなく,
「片付けようぜ。」のように,命令する言い方をしないほうが子どもたちはやってくれる傾向があります。
「〇〇くんはえらいから,お片づけできるよね。」
「これ,自分でお片づけできたら,めちゃくちゃすごいぞ。」
のような声がけもいいと思います。
場合によっては,
「一緒にお片づけしようか。」と言って,楽しそうに片づけを始めるのもいいでしょう。
つまりは,命令しないということです。提案型にしてみましょう。

勉強の場合でもそうですね。
「〇〇と××をやりなさい。そうすれば成績があがります。」と,命令するのではなく,
「これやったら成績がものすごく上がるんだよ。やってみたらいいかも知れないね。」
「勉強をがんばりたいのかな。すばらしいね。それなら,信じて期待しているからね。」
くらいに,提案型にしてみると,
「ようし,がんばるぞ」という気持ちになってくれる場合が多いと思います。
この気持ちが主体的であるという面も大切ですね。

命令型にしてしまうと,「やらないといけない」と,義務感が発生してしまいます。
これだとやはり,内部から出てくるやる気の力には及ばないようです。

では。