志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

家電量販店のこと

こんにちは。

先日,インターネットの記事で,Bという家電量販店が好調なのに対して,ライバルのYという家電量販店は苦戦しているという記事を読みました。さもありなんと,思い出した出来事があります。

実は,私は必ずBで買い物をします。
理由は,ポイントカードがあるからで,いくつもカードを持ちたくはないので,家電量販店はそのBしか利用しません。

しかし,以前はライバルのYしか使っていなかった時期がありました。
Yしか使わなかったのも,おもな理由はポイントカードの存在です。
ほかには,当時住んでいた家の近くにYがあったこと,仕事の関係(塾とは無関係の仕事をしていました)で取引があったこともあります。

では,なぜ,Bしか使わなくなったのか?
Yという店でこんなことがありました。

500円くらいのすごく安いものを買いました。
よく500円で売っている古い映画のDVDだったと思います。
支払いは「ポイント払い」にして,商品を受け取って帰ろうとしていました。
ポイントはどれくらい残っているかな,と,レシートを確認すると,どうやらポイントが増えているようです。
きちんと見てみると,「現金で」500円を支払ったことになっており,500円の支払いに対してもポイントがついていました。
ただでDVDがもらえて,その上ポイントまでサービスしてもらったことになりますね。

ラッキーと,そのまま帰るようなことはしません。
こんなたかだか500円のために不正をしたくはない,そういう汚い人間になりたくないと考えるのが私です。

レジに戻って,先ほどの店員さんに事情を説明したところ,
「申し訳ありません」とか「わざわざ,ありがとうございます」とか,そうした言葉の代わりに,
なんと「返品処理になりますので,この用紙にご住所とお名前を記入してくください。」とその店員さんは言うではありませんか。
こちらは一切悪くはなく,レジを間違えたのは店員さんです。
さらに,そのまま帰ってしまうこともできるところを,わざわざ申告しているわけです。
さすがにムッとしましたが,そこはこらえて書きましたよ。

それ以来,Yでは買い物をしていません。
正確には,残ったポイントをほぼ使い切る形で最後に何かを買いましたが。

マニュアル通りにやってはいけない場合もあるということですね。
ちなみに,その店員さんは,アルバイトではなく社員さんで,店舗ではそれなりに責任のありそうな方でした。
少し想像すれば,この対応はまずいということに気が付くでしょう。
もしかすると,というか,たぶんこちらが本当なのでしょうが,
まずいとわかっていて,クレームになりませんようにと祈りながらそういう対応にしたのではないかと思うのです。
クレームにならなくても,問題は発生しているわけです。つまり顧客を1人失っています。
これも少し想像すれば簡単にわかることだと思います。

もしかすると,クレームにさえならなければ,自分が上司から怒られないからそれでいいと,
そう考えていた可能性はあります。
しかし,しっかりと仕事をしようとすればこれではだめですよね。

勉強でも,
「ここまでやれば,ギリギリセーフで怒られないだろう」というラインまでしかやらない子がいます。
怒られなければそれでいい,というのが発想の原点になっています。
具体的には,小テストで8点(10点満点)なら怒られないだろう,
宿題は雑にやったけれど,提出さえすれば怒られないだろう,
などなどです。
のらりくらりとその場を乗り切る狡猾さがありますね。
ときには必要な能力かもしれませんね。
ただ,そうした姑息な生き方はしてほしくはないと願います。
さらに,もしも勉強をしっかりしようするなら,明らかに間違えた姿勢ですね。
もっというと,勉強は自分から進んで行うものです。怒られないようにやるという態度ではいけませんね。

では。