志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

身近な危険

こんにちは。

札幌での爆発事故ですが,スプレー缶を大量に噴射したことが原因でしたね。不注意とか無知とか非難する声が強いようです。確かに,常識的に考えれば明らかに危険ですね。ただ,何気なくしたことが大事故につながるようなことは案外に多いのかも知れないなとも感じました。
(事故を起こした方と会社を擁護するような意図はございません。社会的に責任を取っていただくべきだと考えております。)

大学時代に学生寮に住んでいました。大学の寮ではなく,いろいろな大学生が集まっている学生寮でした。
そこで,毎年,「寮祭」というものを開いていたのですが,簡単にいうと飲んで騒ぐわけです。ベランダのようになっていた場所で,炭で火をおこして焼き鳥を焼いている後輩がいたのですが,何を思ったか,別の後輩が,ウォッカ(たしかアルコール度数90%以上のものだったと思います)を火にかけたのでした。
その場に私はいなかったのですが,爆発したように火が大きくなったそうです。焼き鳥を焼いていた後輩のTシャツに引火。天井や壁が黒く焦げました。
すぐに消化をし,幸い大事には至らなかったのですが,ちょっとしたいたずら心が起こした事故であったと思います。これも常識的に考えれば危険であるとすぐにわかります。ちなみにウォッカをかけたのは東大理1の後輩でした。常識的な判断ができなくなること,働かなくなることがある,ということは頭にとどめておく必要がありそうです。

他にも,椅子を傾けて座っていた子どもが,椅子の前側のほうに滑り落ち,その際に机に顔をぶつけて何針か縫うけがをしたこともありました。これは,将棋道場でアルバイトしていたときのことです。
正しい使い方をしないと危険なものは身近にものすごくたくさんあるのだと思います。最近では,公園にある遊具が昔とはまったく違いますが,これも事故が起きて危険性が認識されたからでしょう。球形のくるくる回転するジャングルジムとか,箱型のブランコとか,シーソーすら見かけなくなりました。近所の公園に巨大な滑り台があったのですが,これも当然ですが,今はありません。

「危険」とされていることにはそれなりの理由があるはずです。それを安易に無視しているケースは少なくないのかも知れないなと,自分も注意をしようと考えた今回の事件でした。

最後になりますが,
1日も早い復旧を願っております。また,被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。