志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

気質

こんにちは。

 

何となく,昔住んでいた杉並区のことを思い出しました。

いろいろなところに飲みに行っていたので,結局は飲食店のことばかりが思い出されます。

 

杉並区のある場所,駅からも離れた住宅街に,ポツンと1件,近所の常連さんしか来ないような居酒屋があります。ご家族でやっていらっしゃるのですが,昼は向かい側にある魚屋さんを営み,夜はこの居酒屋を開いています。ちょうど,魚屋さんで売れ残った物を居酒屋で提供できるようになっているのでしょう。安くておいしい魚介類が食べられました。

 

その近くには銭湯があり,水曜日には天然温泉が楽しめました。仕事が水曜日にお休みになると,夕方には温泉に入り,帰りにはその居酒屋でお魚を食べながらビールを楽しんでいました。

 

お刺身を頼むと,こちらがこの値段でこれだけの量があって大丈夫だろうかと思うくらいに,お皿に盛られていました。

商売が魚屋気質なのでしょう。魚屋さんであれば,なるべくお客様にサービスして,少しでもお得にたくさん差し上げられるように考えるのでしょう。

 

学生時代にお世話になったお店があります。西武線沿いにあるのですが,ここも元は魚屋さんだったご主人が営んでいる居酒屋です。このお店も似たようなところがありました。なるべくお客様にサービスしようとします。

 

一方で,子洒落た料理屋さんなんかに行くと,少ない量のお刺身を芸術品のようにきれいに盛り付けて出してくださいます。板前さんとしては,なるべく少なく提供したい,それを盛り付けで多く見せようとしたい,そんな気持ちが働いているように感じます。板前気質ですね。念のため,すばらしい技術ですので,そうした提供の仕方を否定しているわけではありません。

 

私は,前者のタイプのお店を好んで利用してきたように思います。かといって,立ち飲み屋さんであるとか激安店は好きではなく,ほとんど行ったことがありません。激安店は魚屋気質とも違うところがあります。

結局は,自分の性格と合ったお店を好むようになり,たくさん利用するようになるのだと思います。

今,自分で「お店」を開いていますが,魚屋気質のようなところは確かにありますね。

 

では。