こんにちは。
教室に来るときに,寒いと思ったら雪がちらついていました。初雪です。
とうとう本格的な冬を迎えます。気温も下がり,湿度も低下します。インフルエンザやコロナの流行も心配になります。
さて,アメリカ大統領選挙の開票が進んでいますが,この選挙の仕組みはどうにもわかりにくいですね。しかし,中学生のみなさんはニュースを見ておいたほうがいいでしょう。公民の学習で役立つはずです。
仕組みのわかりにくさの原因は「間接選挙」だからです。これがなかなか中学生には理解が難しいのです。大人でもよくわからない方が少なくないかもしれません。
今年の中学3年生はすでに学び終えていると思いますが,選挙についても中3で学習します。選挙には4つの原則があると教わります。
普通選挙,平等選挙,直接選挙,秘密選挙です。
このうち,直接選挙というものがどうにも理解しにくいのです。原因はいろいろと考えられますが,日本では直接選挙しか行われていないために,それが完全に「常識」となっていることが1つでしょう。そして,直接選挙ではない間接選挙という仕組みを見たことがないからでしょう。
間接選挙であるアメリカ大統領選挙を知ることで,ものすごく理解が進むはずです。もちろん,ほかにも勉強になることがたくさんあるでしょう。
かくいう私も中学3年生のときにはよくわかっていませんでした。教科書には「代表を直接選出する直接選挙」と書かれていますが,この程度の説明では理解できようはずがありません。
今も授業では,直接選挙と間接選挙について,アメリカ大統領選を例にとりながら説明をするのですが,見たことがあるのとないのとでは理解に大きく差が出るでしょう。
今回の大統領選ですが,開票作業終了後にもいろいろともめるかもしれません。また,集会に集まったトランプ現大統領の支持者の間でコロナ感染が拡大するなど,別の問題も発生するかもしれません。
見ておくと,あとあと勉強になることは少なくなさそうです。
では。