こんにちは。
中学生たちには,それぞれの中学校から夏休みの宿題が出されています。
私が中学生だったときにも,国語の読書感想文であるとか,体育のマラソンの練習であるとか,少しずつ各教科の宿題があったように記憶しています。中学時代はまったく勉強していませんでしたので,ぎりぎりに終わらせていたはずなのですが,宿題についてはほとんど覚えていません。
練習問題を解くようなものはすぐに終わったはずですので,それで印象も薄く,果たして本当に宿題が出されていのかどうかすら自信がありません。マラソンと感想文があったことを覚えているのは,どちらも大嫌いだったからですね。
そんな中で,覚えている宿題が2つだけあります。
理科で気象の単元について学んでいたとき,新聞に載っている天気図を毎日ノートに貼り付けていく宿題がありました。
これなどは,天気図と天気の関係がおぼろげにわかってきて楽しかったです。競馬の予想でもするように,自分で天気図を見て翌日の天気を予想し,そして当たった外れたと一喜一憂し,また天気図を見直して考察し直す,というようなことを行っていました。
今でも天気予報とあわせて天気図を見て,さらには空の様子を自分で確認して,微妙な天気の変化を予測しながら生活しています。
もう一つは,社会の宿題で,時事問題についてまとめるものです。
1993年に55年体制が崩壊し,非自民の細川連立内閣が誕生するのですが,それがちょうど中学3年生の夏でした。発足1年目のJリーグの結果,スポーツニュースなんかの新聞記事を切り抜いてる同級生も多い中,国会の動きを中心に政治のニュースをまとめました。政治に興味があったからですね。毎日,毎日,日本が確実に変わっていくと興奮していたものです。
良い世の中が訪れると胸を希望で膨らませていたものの,実際にはこのあたりから日本の停滞がはじまったと,むしろ悪い方向へと変わったと,今では思っています。
しかし,楽しかったことも,勉強になったことも事実です。
ある中学校では,自由課題で「自由研究」をしようという宿題も出されていました。
楽しめること,興味のあることについてまとめてくださると,実り多い体験となるでしょう。
では。